衛生環境をサポートし 品質とおいしさを保つために

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要旨

省エネ推進が加速する時代の中で、グルンドフォスでは環境整備をすすめる企業にポンプの「省エネ診断」を提案しています。
経年した工場のリニューアルを図っていたアイスクリームメーカーの冨士乳業株式会社も、省エネ診断により衛生的で静かな環境を採択しました。


JR東海道新幹線、三島駅から車で10分、伊豆縦貫自動車道のすぐ脇という流通面でも便利なロケーションにある、冨士乳業株式会社。晴れた日に正門に立てば、まさに富士山のお膝元といった眺めが迎えてくれます。同社は、「冨士食料品工業」という社名で創業した際に、日本で初めて工業的にアイスクリームの製造を始めた会社であり、現在は「森永アイスクリームブランド」の製品を生産しています。あのおいしさで評判の「PARM(パルム)」は、日本で唯一、こちらの冨士乳業の工場で生産されているのです。

 


徹底した環境整備のもとに

冨士乳業の現在の工場が完成したのは2005 年3月。建設にあたって、「アイスクリームのリーディングカンパニーを目指します」というコンセプトが掲げられていました。クリーンであることはもちろん、安心・安全を確保し、高度な衛生管理のもとでの製品製造を実現する、多彩なラインに最新の設備を備えた衛生的な工場のスタートでした。

その衛生環境、衛生管理は徹底しています。最も高い衛生水準を要求される充填区画全体がクリーンルームとなるよう、清浄化空気を送風し温度・湿度は一定に保たれています。また充填区画の床は常に乾燥した状態が維持されるよう配慮されています。原料搬入口と従業員出入口は全て何重ものドアにより仕切ることで、害虫などが入り込むのを防止。また場内随所にモニタリング装置を設置し監視しています。その環境は、医薬品会社に近く、衛生的なアイスクリーム製造を可能にしています。従業員は厳格な手順に乗っ取って身なりを自浄・チェックし、製造区画に入室。さらに場内随所に残留性がほとんどない殺菌水(微酸性電解水)が常に流れている手洗い台を設置し、いつも手指を衛生的に維持できる設備環境を整えています。また会社の真下には富士山の伏流水が流れており、40mの深さから汲み上げて浄化し一部に使っています。これも財産だと皆さんがおっしゃいます。
 

 

時代が求めた省エネを満たす

「時代は省エネ推進へと加速していました。徹底した製造環境対策を行っている冨士乳業には数多くのポンプが採用されていましたが、工場自体も経年しており、省エネ対策の面からも一度、調査してデータを取ってみようという提案をしました。こちらの工場では、洗浄ポンプでグルンドフォス製を使っているという実績があったため、省エネ診断をグルンドフォスの担当の方に相談したのです」と導入を提案した山勝工業株式會社の大村さんは振り返ります。

「タイミングも良い時期でした。ISO活動も始まっており、国の省エネ目標値を満たすためにも様々な見直しが必要になっていました」と語るのは導入を担当した冨士乳業の二階堂さん。

「まず2012年に手がけたのは、出荷・積み込みエリア、貯蔵庫の冷却水ポンプです。初めての試みでしたから、今までと同じ稼働ができるか、生産に支障はないかなど、検討にはずいぶんと時間も労力もかけました。性能をさまざま比較した結果、以前のものよりサイズダウンしたポンプを導入したのですが、導入後、統計を取ってみると、実に約40%もの消費電力を節電できたのです」

診断を始めた2012 年から2015 年の間に工場の屋上に設置されていた13 台のポンプが次々とグルンドフォス製に入れ替えられました。そしていずれも効果測定で省エネの実績を作っています。

同じく工務・環境室の深澤室長は、違う側面からもメリットがあったと話します。

「立形で独自の構造を持つグルンドフォスのポンプは、水が垂れないためいつも床がドライなのです。以前はポンプからしたたる水滴が溜まり、コケが生えやすい状態でした。屋上とはいえ食品会社としては衛生面であまりよいことだとは思えませんでした。しかしもうそんな心配もありません。さらにもうひとつのメリットは、音が静かなことです。大声をあげて近くに寄らなければポンプの側では会話もできなかったのに、いまはチェックに行ってもうるさく感じることはありません。それにメンテナンスも2 年に1 回程度でラクになりました」

 


1年中保たれる環境づくり

6階建ての冨士乳業の工場は、いろいろな独自設計をしています。寒いイメージがあるアイスクリーム工場ですが、製造現場の充填ラインは1年中一定の温湿度に保たれています。日本の気候の中ではアイスクリームは製造しにくいため、工場は冷菓製造に適しているといわれるヨーロッパの環境をつくりだしており、その中で24時間稼働しています。いったん稼働させると、多くのラインは3日間も動き続けるといいます。その除湿、冷却設備をサポートするために多くのポンプが活躍しているのです。

アイスクリーム製造の環境づくりはとても大切なのだと、櫻井社長も語ってくれました。

「冷凍能力が落ちてくると品質に違いが出てきます。キレイに冷却、冷凍されていないと、おいしさと品質を一定にすることができません。だから環境整備をしているのです。また連続生産を続けるためには、高いレベルで衛生環境をキープし続けなければなりません。私たちの生産ラインは、食品業界の中でもトップレベルを誇れるクリーンさだと自負しています。今後さらに生産コストもおいしさもブラッシュアップして、お客様にお届けしたいですね」

森永乳業で研究職にあった櫻井社長は、アイスクリームの生産設備機器でトップクラスなのはデンマーク製なのだと話してくださいました。デンマークの環境や国民性が精密な金属加工に長けている。それがポンプの精密製にも通ずるところがあるのではないかと。設計の発想や精密加工に違いがあるから、長く使い続けられるポンプとなるのかもしれません。

冨士乳業ではさらに、本年度中に4台のポンプをグルンドフォスに変更する予定です。設定以上に省エネ目標をクリアし今後につなげたいと語るみなさん。ISO14001、FSSC22000認証企業である冨士乳業の誇りを支えるために、グルンドフォスのポンプは静かに動いていました。





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主題:

衛生環境をサポートし 品質とおいしさを保つために

場所:

日本

会社名:

冨士乳業株式会社

パルム

パルムはこの工場だけで製造されている

規格

食品安全の国際規格「FSSC22000」と「ISO14001」いずれもを取得している

tp

ずらりと並ぶTPだが立形なので以前より省スペース

nbg

力強く稼働するNBGはそのパワーと静音性で高い信頼を得ている

櫻井 一美さん

       代表取締役社長
       櫻井 一美さん

狩野 健一郎さん

       取締役工場長
       狩野 健一郎さん

深澤 薫さん

       工務・環境室室長
       深澤 薫さん

二階堂 宏さん

       工務・環境室課長代理
       二階堂 宏さん

大村 正廣さん

       山勝工業 株式會社
       大村 正廣さん

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