温泉の安定稼動を支える SPシリーズとCUEコントロール・ユニット

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要旨

燧ヶ岳や会津駒ヶ岳など、日本百名山に選ばれた山々が美しい稜線を描き、数多くの観光客が訪れる尾瀬。その尾瀬を擁する緑深い山間に、檜枝岐村はあります。かつては秘境と呼ばれたこの地も豊富な湯量を誇る温泉が沸き、ハイカーや入浴客を癒しています。

四季折々の表情を見せる、雄大な自然に抱かれた檜枝岐村。平家落人伝説が残り、260年以上続く檜枝岐歌舞伎を今に伝えるこの村は、人口約600人が主に観光業で生活を営む小さな集落です。土産物屋が軒を連ねるような華やかさはありませんが、村全体の90%以上が林野というだけあって、豊かな自然と素朴な村の温かさにリピーターになる旅行客も多いといいます。また、村には東北一の高さを誇る燧ヶ岳の登山口もあり、年間を通じて多くの登山家が訪れます。村にある温泉は、プールが併設された総合温泉施設「アルザ尾瀬の郷」、豊富な湯量の源泉かけ流しを堪能できるアルカリ性単純温泉「駒の湯」、そして渓谷を望む絶景の単純硫黄泉「燧の湯」の3軒。いずれも村営です。このうち最も古くから村で親しまれ、入浴客が多いのが「燧の湯」、グルンドフォスの深井戸用水中ポンプSP8A-100とCUEが活躍する温泉です。 


停電からの復旧時の錆流入を予防

燧の湯には、男女別に内湯と外湯が備えられています。内湯は外の光をたっぷり取り込むガラス張りの開放感あるつくり、外湯は目の前に舟岐川の渓谷を望み、木立にそよぐ風を感じながら四季折々の風景を楽しむことができます。老朽化のために建て替えられ、現在の燧の湯専用の5 号源泉が開泉したのは1999年12月のこと。当時から、グルンドフォスのSPシリーズが使われていました。

「地下400メートルから引き上げられる深井戸用水中ポンプを持っているメーカーは、当時はグルンドフォスだけでした。他社だと特注品になってしまい、高額で納品までに時間がかかってしまう。そのため、自ずとグルンドフォスを選んだという経緯がありました」

そう語るのは、温泉・特産事業所の支配人の安達秀也さん。3つの温泉施設のマネージメントや経営を担う責任者です。これまでに、温泉の掘さく作業に関わったこともある安達さん。ポンプメーカー顔負けの豊富な知識を持ち、グルンドフォスの製品には長年の付き合いから確かな信頼を寄せていたといいます。
ただ、開泉以来、定期的に起こる問題に悩まされていました。

「停電によってポンプが止まると、再始動するときにしばしば故障してしまうんです。5号源泉の泉質は硫黄分を多く含むため、パイプ周りに錆やスケール(成分が凝固して石のようになったもの)が発生しやすくなっています。故障原因は大抵、ケーシングパイプ内の錆やスケールの流入でした」

 

 

ノイズ・フイルター内蔵の利点

採用されたポンプはSP8A-100、インバータは、ポンプとの親和性が高いCUEコントロール・ユニットです。

インバータからモータまでの距離が500メートル近くあり、運転には400ボルトの電圧が必要なこのケースでは、ノイズの発生が大きな問題となります。ノイズによるモータの消耗を抑え、ポンプの寿命を延ばすため、ノイズ・フィルター内蔵の制御盤もあわせて納入しました。

使用を開始してから2 年。現在はCUEで毎分80リッターの湯揚量になるよう回転数を制御し、運転を続けています。導入の総合的な成果が示されるにはもう少し時間がかかりますが、電流値の安定や電気料金の削減は結果として表れており、施設運営の面からも導入のメリットは実感できているといいます。

「導入後、落雷による停電は何度かありましたが、今のところ故障の兆しもなく安定して稼動しています。インバータが揚湯量を自動調整してくれるおかげで、何よりも私自身が楽になりました。これまで停電後のスタートの際にはバルブ調整を手動でしていました。いつ蛇が出てもおかしくない真っ暗な山中での作業は、さすがに楽しくはないですから」

そう笑顔を見せ、今後の抱負として「大切な観光資源で、より一層お客様に喜んでいただける温泉となるために、努力を続けていきたい」と結んでくれた安達さん。グルンドフォスも、その意欲を全面的にバックアップすべく、信頼ある製品を提供し続けていきたいと思います。

 

 





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主題:

温泉の安定稼動を支える SPシリーズとCUEコントロール・ユニット

場所:

日本

会社名:

檜枝岐村温泉・特産事業所

Hinoeno-yu

【製品データ】
SP8A-100
CUEコントロール・ユニット

【用途】
温泉源泉のくみ上げ

【プロジェクトデータ】
導入開始:2008 年11月
納入先:檜枝岐村 温泉・特産事業所

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