名古屋市の国際・交流・知の拠点 地域冷暖房プラントでTPが活躍

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要旨

名古屋市が進める、大規模再開発プロジェクト「ささしまライブ24地区」。
名古屋駅南、旧国鉄笹島貨物駅跡地に広がる約12.4ヘクタールもの広大なエリアに、オフィスや大学、商業施設、防災拠点などさまざまな機能を集結させた複合型まちづくりへの取り組みです。その地域冷暖房プラントで、グルンドフォスのTPが活躍しています。


「ささしまライブ」という言葉から、「愛・地球博」を思い出す方も多いかもしれません。現在「ささしまライブ24地区」として開発が進められているエリアは、2005 年、日本中が沸いたこの国際博覧会のサテライト会場として利用され、期間中、最寄り駅であるささしま駅は350万人を超える入場者数を記録しました。

ささしま駅の歴史は、もともと1886年(明治19)、笹島停車場が開設されたことに始まります。1937年に笹島貨物駅が開設され、隣接する中川運河とともに物流の一大拠点として栄えてきました。その後、高速道路が整備され、トラックなど他の運搬手段が発達するに従って次第に機能を失っていきましたが、名古屋駅から徒歩15分圏内にあるアクセスの高さが注目を集め、有効活用の方法が模索されてきました。

愛・地球博におけるサテライト会場として利用された後の2007年、開発提案競技によって複合施設グローバルゲート(仮称)と愛知大学名古屋校舎の建設が決まり、再開発プロジェクトが本格的に起動します。2009年度にはJICA中部国際センターが開所し、今年の4月に愛知大学が開校。今後はグローバルゲート(仮)と中京テレビ放送の建設が進められる予定で、まさに「国際都市名古屋」を担うにふさわしいまちづくりが進んでいます。

【名古屋市がDHCを推進】

ささしまライブ24地区における地域冷暖房(DHC)プラントの建設工事がスタートしたのは、2009年の12月です。これは再開発プロジェクト全体の前半部として、第1 期工事に位置づけられました。プラントが置かれたのは、大学の地下1 階です。

「省エネやCO2 削減のためにDHCを推進していた名古屋市が、エネルギー供給企業に公募をかけ、私どもが選定されました。2007年には、徐々にエネルギー供給計画や基本設計を進め、施工業者さんの検討に入っていました」

そう話すのは、DHCエネルギーセンター(名古屋都市エネルギー株式会社)所長、吉田尚さんです。そして2009年中旬、施工の担い手に新菱冷熱工業株式会社が決定し、同年12月から、DHCプラント建設工事が本格的にスタートします。

冷熱源機器類の設備を整える1 期工事の内容は、ポンプをはじめとした冷熱・温熱設備を設置するとともに、冷凍機やプレート熱交換器、また将来対応を含めた配管・ダクト・煙道、受変電設備などを整えることでした。

「プラントが担う熱供給区域は、愛知大学、JICA中部国際センター、それにまだ建設が始まっていないグローバルゲート(仮)と中京テレビ放送を含む、およそ7ヘクタールの広大な区域です」と吉田さん(地図参照)。設備計画が具体的に進む中、名古屋都市エネルギーから新菱冷熱工業に、グルンドフォスを含むいくつかのポンプメーカーの名前が提案として挙げられます。メンテナンス性、機能性、価格等を考慮した結果、最終的に新菱冷熱工業が選んだのがグルンドフォスポンプでした。

プラントの施工担当者として、実質的にプラント整備の指揮に携わった新菱冷熱工業の西畑隆史さんは、これまでにグルンドフォス製品を使用した経験があると言います。
「信頼性や機能性については、特に心配はしていませんでした」と話す西畑さんが、多くのメーカーの中からグルンドフォス製品を選んだのは、営業担当者との信頼関係が最も大きな要因でした。

「何度もやり取りし、相談する中で、アフターフォローには何の心配もないと分かりました。長期にわたって使用するポンプですから、フォロー体制は非常に重視しています。グルンドフォスは、担当者のフットワークの軽さとともに、浜松に工場があるというのも安心材料になりました」

また吉田さんは、ポンプ自体の性能については、「高効率であることが魅力だと思います」と説明します。検討にあたっては、導入コストだけでなく、10年先、20年先を見据えたランニングコストを計算。いくつかのメーカーと比較する中で、ライフサイクルコストにおいて大幅な低減が可能なことが分かり、採用が決まりました。

【立形で施工がスムーズに】

施工においては、TPが立形であることが大きなメリットになりました。

「限られたスペースにさまざまな冷熱・温熱設備を設置する必要がある中、どれだけ有効にスペースを使うかには気を配りました。その点、立形のTPは360℃向きを変えられる点で、配置検討がしやすかったですね。またポンプを入れる前に、すでに大きな機械を据え付けしてしまっていたのですが、TPは狭いところでも場所をとらず、搬入をスムーズに進められたのも助かりました」(西畑隆史さん)

2012年4月、愛知大学名古屋校舎の開校と共に稼働が始まります。実際に稼働してみて、その音の静けさに吉田さんは驚いたと言います。

「もっと音がするかと思っていたのですが、非常に静かです。管理業務においても、音はストレスの元になりますから、静かな環境で作業ができるのは非常に助かると思います」

1 期工事を終えた今、今後の目標として掲げるのは、安定した熱供給です。加えて、具体的な工期は決まっていませんが、2期工事の準備も少しずつ進めています。

「2期工事は、現在の熱供給を続けながらの作業になります。安定供給を心がけ、事故なく無事に完成させたいと思っています」(吉田尚さん)

2期工事の完成は、2017年が予定されています。名古屋市の玄関口で、ますます賑わいを増す人々の交流の場。その歴史は、まだ始まったばかりです。

 

 





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主題:

名古屋市の国際・交流・知の拠点 地域冷暖房プラントでTPが活躍

場所:

日本

会社名:

名古屋都市エネルギー株式会社

TP

ポンプ単体で1.8mあり、10台設置されたTPの中でも飛び抜けて大きな流量のTP250-550/4。1日1 回、モーター温度や異音の良否などをチェックする

名古屋都市エネルギー株式会社 DHC エネルギーセンター所長 吉田 尚さん

名古屋都市エネルギー株式会社 DHC エネルギーセンター所長
吉田 尚さん

新菱冷熱工業株式会社 施工担当 西畑 隆史さん

新菱冷熱工業株式会社 施工担当
西畑 隆史さん

自動給水ユニットHydro MPC

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インライン型単段うず巻ポンプ TP

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