温泉が実現する省エネ施設で グルンドフォスのSPが活躍

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要旨

越後三山の勇壮な稜線を望み、豊かな自然に囲まれた南魚沼市。
その恵みを受け、特別養護老人ホーム「雪椿の里」は、2012 年6月に開設しました。
すべての空間に越後杉をはじめとした県産材がふんだんに使われ、木の風合いがあちこちに感じられる、温もりあふれる施設です。


【天然温泉の地を求めて】

「施設をつくるにあたって最重視したのが、高齢者が好まれる温泉でした。まず温泉ありきで、施設の構想が始まったのです」

そう話すのは、「雪椿の里」を運営する社会福祉法人八海福祉会の理事長、若井博さん。泉質が良く、豊富な湯量のある場所を求めて検討した結果、新潟県南魚沼市を選んだといいます。のどかな自然に囲まれたこの地は、米やしいたけ、日本酒など豊饒な大地が育む名産品も多く、老後をゆったり過ごすのに最適な場所だと思ったことも要因でした。

雪椿の里は、ユニット型特別養護老人ホーム。長期療養のほか、ショートステイとデイサービスも提供しており、3階建て施設の1 階はショートステイとデイサービス、2階と3階には長期療養型のベッド全70床を備えています。開設間もないながら、すでに長期療養型は満床で、ショートとデイの利用者も順調に増えているといいます。

一歩中に入ると、木の香りが漂う広々としたホールが広がります。「すべて県産材を使うことで、地場産業にも貢献しています」と理事長。こだわりの温泉浴室は、1 階にかけ流しの天然温泉(弱アルカリ性単純温泉)が楽しめる一般浴室が2つ、そして全階に、寝たきりや車いすの利用者用の特殊浴槽が備えられています。特殊浴槽は檜でつくられ、浴室には森林の中にいるかのような清新な香りが満ちています。

「まさか老人ホームでこんな風呂に入れるとは」と喜ぶ利用者は多く、中には「一生に一度は檜の風呂に入りたいと思っていた。その夢が叶って本当に嬉しい」と言う方もいるといいます。

【信頼性とラインナップが採用の決め手に】

毎分450リットルと豊富な湧出量を持つ温泉をくみ上げているのは、グルンドフォスの深井戸用水中ポンプSP30。ステンレススチールが標準仕様のSPシリーズは、温泉のような腐食性の高い用途に最適で、全国各地の温泉で使用されています。ポンプは24時間途切れなく稼働し続ける必要があり、その信頼性は重要なポイント。

「グルンドフォスポンプは長年利用しています。故障やトラブルがほとんどなく、アフターフォローも細やか。安心してお客様にお勧めしています」そう笑顔を見せるのは、株式会社NNCエンジニアリングの設計係長、阿部一也さん。雪椿の里の施工を手がけ、温泉掘削のプロフェッショナルとして豊富な実績を持つ同社にとって、グルンドフォスポンプは心強い相棒のような存在だといいます。

「豊富なラインナップも、グルンドフォスを選ぶ大きな理由。弊社は温泉や水井戸などの地下資源開発分野が専門ですが、同じ温泉掘削でも施設によって大きな違いがある中で、くみ上げ量と水位に応じて的確なものを選べ、とても助かっています」

コントロールパネルはMP204 を採用。モータの状況を瞬時に確認することができ、お客様へのポンプの説明やメンテナンスの提案に役立てています。

掘削の中では、深部の地質が非常に固く、工期が長引いてしまうというハプニングもありました。そのため、施設がオープンした後に新温泉へ切り替えることに。試運転が充分に行えず、各所調整も利用の合間を縫ってしなければなりませんでした。そんな状況の中でも「ポンプの稼働に問題はなく、大きなトラブルはありませんでした」と阿部さん。グルンドフォスポンプへの信頼を、より一層強めていただいた様子です。

【省エネルギーをコンセプトに】

同施設における温泉の活躍の場は、入浴設備だけにとどまりません。「温泉の恵みを受け、省エネルギーというコンセプトを徹底して実行しています」と理事長が語る通り、くみ上げたお湯は施設中であますところなく活用されています。

まず、全館に完備された床暖房。設計当初は共有スペースだけの予定でしたが、湯量が豊富だったため、利用者の個室すべてに引くことができました。またファンコイルユニット(FCU)にも活用。施設内のあちこちのFCUに温泉が通水され、その風が館内を温めています。入浴、床暖房、そしてFCUに使用されたお湯は廃熱回収槽で熱交換され、シャワー水の予備加熱に使われます。そして最後に、施設に併設されているいちご栽培ハウスと庭の貯水池へ。

「いちごは、完熟したら利用者さんたちのおやつとして食卓に並びます。また貯水池では錦鯉の稚魚を育成中。育ってくれば、散歩中はもちろん2階や3階から見下ろす風景も楽しいものになるでしょう」

満面の笑みを見せる理事長ですが、その夢はまだまだ膨らんでいます。現在はバナナやマンゴーを育てるハウスを建設中で、さらには、隣の敷地に日帰りできる公共温泉をつくる計画も進行中だといいます。

「公共温泉があれば、訪れる方も増えるでしょう。地域が一体となって発展できるよう、これからもNNCエンジニアリングさんの助けを借りて施設を成長させていきたいですね」

夢を叶える縁の下の力持ちとして、グルンドフォスポンプの活躍の場も広がっていきそうです。





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主題:

温泉が実現する省エネ施設でグルンドフォスのSPが活躍

場所:

日本

会社名:

特別養護老人ホーム「雪椿の里」

湯タンク

SPによってくみ上げられた湯はタンクに溜められ、風呂のほか暖房などに利用されている。タンクのデザインは施設外観に合わせたNNCエンジニアリングのオリジナル

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制御盤内にはMP204が取り付けられ、電動機を保護している

社会福祉法人 八海福祉会 理事長 若井 博さん

社会福祉法人 八海福祉会 理事長
若井 博さん

株式会社NNCエンジニアリング 設計係長 阿部 一也さん

株式会社NNCエンジニアリング 設計係長
阿部 一也さん

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