オリオンビール株式会社 名護工場 地域に根ざした、おいしさと品質に貢献するCRNシリーズ

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要旨

沖縄県本島北部は、山や森林が多く残り、昔から「山原(やんばる)」と呼ばれてきた地域。この豊かな自然に囲まれた名護市東江(あがりえ)にあるのが、オリオンビール名護工場です。
沖縄のビールといえば、真っ先に名前があがるオリオンビール。
そのおいしさと品質維持に、グルンドフォスのポンプが貢献しています。


 まだ沖縄が米軍施政下にあった昭和32年、雇用の場の確保と地域経済の発展を目指し設立された、オリオンビール株式会社。「報恩感謝・共存共栄・地域社会への貢献・食文化への寄与」を経営理念に、地場産業の振興、地域社会の発展を支えてきた県内で最大のビール会社です。
 工場見学ができることでも知られており、「オリオンハッピーパーク」には観光スポットとして、年間13万人を超える見学者が県内外、また海外からも多数訪れています。
 その社名は、一般公募で命名されたもの。ロゴの「Orion」の「O」が一部カットされているのは、未完成の円を表していて、理想を追求し、完全な円を目指すことを意味しています。

導入の決め手は省スペースとメンテナンスのよさ、電力削減

 「現在、代表格の瓶詰・缶詰・たる詰のドラフトビール、発泡酒、新ジャンルなど7品種をメインに、毎年、季節ごとの限定製品なども製造しています」と話すのは、製造部エンジニアリング課、製造部次長兼エンジニアリング課長の上間さんです。

 「名護工場では、一県一工場という好環境で仕込から発酵、貯酒、ろ過から容器詰めと、一貫した生産体制で製品づくりをしています。例えば缶ビールなら、毎時72,000本が生産されています。飲料メーカーとしては当然のことですが、衛生管理にはとても厳格に取り組んでおり、製造工程のすべてはコンピュータで緻密に、秒単位でプログラミングされた管理体制下にあります。私が所属するエンジニアリング課は、他の部署と連携しながら、この大切な品質を守るために日々業務を遂行しています。製造ラインの要となるCIP(clean-in-place:定置洗浄)センターをはじめ、水・お湯を供給するためのユーティリティなどを問題なく動かすために、ポンプは重要な役割を担っています」。
 
名護工場が初めてグルンドフォスのポンプを導入したのは、2007年のこと。それから現在に至るまで、約10年の間に40台近くがグルンドフォス製ポンプに入れ替えられ、プロセスライン(醸造系統)に使われています。
 
入れ替えの提案をしたのは、南西電機エンジニアリングの宮城さん。オリオンビールを担当して、実に30年近くという大ベテランです。
 「当時から工場内では、ボイラーや冷凍機といった一連の設備の中に、パーツの一つとしてグルンドフォスのポンプが組み込まれていました。そのことはエンジニアリング課の方々もご存知で、設備に採用されているポンプなら信頼がおける、と皆さんも感じていらっしゃいました。ですから導入決定も早かったですね」と、宮城さん。
 
 エンジニアリング課の崎山さんは「国内メーカーの大型設備器機にも搭載されているポンプだったので、安心感がありました。加えて、立形ポンプという形状が、設置スペースの有効利用という私たちの要望も叶えていたので、とても気に入りました。また、宮城さんからの提案を受けて、自分でもグルンドフォスのホームページなどで情報を検索したり、詳しく調べてみたところ、メンテナンス面でも高性能だと判りました。総合的に工場のユーティリティの効率アップ、電力削減につながっていくのではないかと感じたため、導入に賛成したのです」と、当時を振り返ります。
 以前はメンテナンスの回数も多く、コストがかかっていました。原因のひとつは、石灰量が多い沖縄の水。ポンプのハウジングの中にスケールが溜まり、インペラなどに影響が出てしまう頻度が高いのです。しかしグルンドフォスのポンプになってからは、メンテナンスの回数も少なくなり、カートリッジ・メカニカルシールなので取り替え作業も楽になったといいます。また電力削減にも確実に結びついており、自社の計測では14.3%の削減に成功しているとのこと。お話を伺った方々全員が「パワーのある、適正なポンプを選定した結果ですね」と笑顔を見せてくれました。



よりよい製品づくりのための環境整備、省エネ対策を実践

 オリオンビール株式会社では品質管理はもとより、環境への取り組みにも積極的です。「省エネ・資源の再利用(リサイクル)・ボランティア」が、全社での取り組みの三本柱。名護工場では、2001年度にはISO14001の認証を取得し、省エネルギー・省資源・排出物を最大限に抑え、再資源化に取り組んでいます。2006年度には、各製造工程で発生する様々な廃棄物・副産物を小分けして売却し、また再資源化することで、ゼロエミッション(廃棄物100%再資源化)を達成しています。現在も会社全体で、自社の環境目標と環境方針に基づき、多岐にわたる設備投資と整備を行っている真っ最中。今後のポンプ選定・入れ替えについても継続的に考えており、社員の皆さんがお互いに知恵を出しあい、より良い生産環境づくりを目指しています。
 さらに、緑化事業から近隣の公園の草刈りなど地域の環境美化、幅広いボランティア活動なども、社内の社会貢献委員会の主導で実施されています。ビアフェストからスポーツ大会など、県内の大きなイベントには必ずと言っていいほどオリオンビール株式会社が参加・協賛しているとのことで、地域との深い結びつきがうかがえます。


進化する工場を支えるエンジニアの役割

 上間さんは、エンジニアリング課を束ねる立場から「ビール会社は装置産業です。冷凍機、ボイラーなど、設備機器はどんどん変化していきますし、それにともない更新もしなければなりません。今の時代に、よりふさわしいもの、いいものは何かをつねに探し、提案することでコスト削減と省エネに努め、次の世代へつなげていかなければならないと思いますね。ポンプもしかり。それが私たちに課せられた使命だと思います」と将来を見据えています。

 宮城さんは「より良い設備選択のためには、会って話す、聞くといったコミュニケーションも大切です。これからもエンジニアリング課との連携を密にして、課題解決に努めたいです」と、今後も継続して提案をしていく意向を示しています。
 また崎山さんは「私たちは、現場を1日3回チェックします。ユーティリティ設備をいつも歩いているため、異音には敏感です。エンジニアリングに携わる人には、現場での経験値はとても大切ですし、日々、同じ仕事をこなすことで身に付くことは大きいです。それがエンジニアの技量となります。名護工場はポンプの台数が多く、役割も重要です。ラインを効率的に稼働させるために、ポンプに関する知識と、選定する目と経験値が必要です」と、現場の大切さを語ってくれました。
 
 CIPセンターのように、稼働率が高くストレスのかかる箇所に採用されているポンプは、問題が生じるリクスも高くなるはずですが、グルンドフォスのポンプは約10年前に採用されてから、ほとんど大きなメンテナンスの事例はなかったそうです。
 「手がかからないポンプなので、メンテナンス方法を思わず忘れてしまうほどです。ですから後進のためにも、技術力キープのためにも、定期的な講習会を継続して催してほしいですね」と、最後に皆さんからグルンドフォスへの要望が出されました。

 これからも、沖縄発の「うまい」のために、オリオンビール名護工場のグルンドフォスのポンプは活躍を続けます。

 

 

 


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主題:

地域に根ざした、おいしさと品質に貢献するCRNシリーズ

場所:

日本

会社名:

オリオンビール株式会社 名護工場

P5

ビール製造ラインの要といえるCIPセンターに並ぶ、頼もしいCRN

 

ori

季節限定を含め、これまでに130種類以上の味わいが製品化

 

P6

立形設計だから現場でもゆとりのあるスペース

 

CRN

広い工場内の随所に設置され、省エネに大きく貢献

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