北極圏の四つ星ホテルで活躍するグルンドフォスのポンプ

17/04/2015

hot business in a cold climate

北極圏のような寒冷地域でホテルを運営するには、「信頼性」が最も重要だと言えます。ポンプや周辺機器の導入は、アークティックホテルにその「信頼性」をもたらしただけでなく、運営コスト削減、更にはグリーンランド西部に広がる大自然の環境保護にも貢献することとなりました。

グリーンランド西岸中部に位置するイルリサット ― この町では年間を通して3ヶ月間は太陽が全く昇らない極夜となり、その期間は1日に3時間だけ薄明が北の空に差し込みます。冬ともなれば、しばしば摂氏マイナス30度まで下がります。
 

その町の郊外に位置し、雪の積もった岩の上に建つアークティックホテル ― 北極圏唯一の四つ星ホテルというだけでなく、五つ星の会議施設も持ち合わせており、サービス・快適性ともに最高レベルと評されています。特に、暖房や温水シャワー等の設備は格別です。
 

「このホテルでは、設備の故障や不具合は許されません。長く寒い犬ぞりの移動から戻られたお客様には、暖かい部屋、そして暖かいシャワーが必要なのです。もしサービスが悪ければ、客足はすぐに遠のいてしまいます」そう話すのは、アークティックホテル支配人のErik Bjerregaard氏です。


Erik Bjerregaard氏は、23年に渡り当ホテルの経営に携わってきました。全85室の部屋からはディスコ湾が見渡せ、毎年10,500人以上のお客様に利用されています。地下の設備室では、MAGNAやALPHAといったグルンドフォスのポンプが巨大なオイルバーナーの暖房装置として使用されています。更に、飲料水の供給には、CRブースターポンプが活躍しています。


「最も重要なことは、何と言っても信頼性です。このような環境下で生活していくためには、機械に頼らざるを得ません」Bjerregaard氏はそう話します。
 

 

投資回収

故障を防止するため、ホテルの支配人はVVS Firmaet社とサービス契約を結びました。この5年間、VVS Firmaet 社のErik Bak氏は、暖房や給水、その他技術装置のメンテナンスを担当し、環境業の指標でもあるグリーンキーの条件を満たすことも目標に掲げ取り組みをしています。


「私たちは当ホテルで省エネ診断を実施し総合的に評価した結果、135,000EUR(日本円にして約1,700万円)の投資、および5年での投資回収計画を提案しました。その後、電気代が予想以上にかかったため、実際は3年半で元を取ることができました」Erik Bak氏はそう話します。
 

 

環境保護

ディスコ湾には、世界最大規模を誇るイルリサット氷河が広がっています。独特の生態系が認められたこの氷河は、、2004年にユネスコ世界遺産に認定されました。


「ふと窓の外を見ると、私たちのホテルがこの素晴らしい景色の一部になっていることを思い出させてくれます。ここ数年間は気温上昇によりフィヨルド内の雪や氷が減少しています。私たちがエネルギー削減に取り組むことで、こうした状況を打破できるのではないかと期待しています」Erik Bjerregaard氏は最後にそう話しました。
 

※1EUR=128円で計算





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